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liberteenしゅんすけのブログ

自分の備忘録です。

動画の企画 5W1H

コミュニケーションのための動画、体験を表現する動画という観点では、企画では2つのことを決めます。何を撮るかと、何を伝えるかです。

 

何を撮るかは簡単です。友だちと手巻き寿司パーティをやるから、それを撮ろう。世界一濃い抹茶ジェラートが食べられる店に行くから、それを撮ろう。あるいは自分の、なにもないつまらないありふれた一日を撮ろう。そういうものです。大事なのはここからで、その出来事から何を伝えたいのかに意識を向けます。たとえば手巻き寿司パーティであれば、大学生活最後の思い出になるから自分たちがあとで見返した時にちょっと泣けちゃうようにキラキラしてた友達関係を残しておきたいのかもしれないし、手巻き寿司を作ったことがない外国の友達に見せて、楽しさと美味しさそして作り方を伝えてその友達にも作ってもらいたいのかもしれない。この2つの「伝えたいこと」は全く別で、おそらく出来上がる作品も全く別の物になることは想像に難くないと思います。必然的に、何を伝えたいかということは、誰に伝えたいのかということと深い部分でつながっています。最初のうちは自分のコミュニケーションや表現が、何を伝えたいものなのかということには無自覚的かもしれません。その奥にある、誰に伝えたいのかということにはさらに無自覚的かもしれません。しかし表現をするということは突き詰めれば、何を伝えたいのか、誰に伝えたいのか、そして最後には自分がなにものであるかということに意図せずとも向き合ってしまう、そういうプロセスであると私は感じています。

 

何を伝えたいかがおぼろげにでも分かってくると、何を撮るかということについても具体的な段取りが分かってきます。何を撮るかの5W1Hは「いつ」「どこで」「何を/誰を=被写体」「どう=カメラや小道具」の4要素にまとめられます。たとえば手巻き寿司パーティでは、思い出動画であれば被写体は寿司ではなくて友達一人一人の顔や全体の雰囲気を中心に撮っていくし、カメラで言えば基本は手持ちだけど自分も含めて全員を撮りたいから自撮り棒も要るかな、となります。ハウツー動画であれば被写体はもちろん寿司ですが、作る前の具材を準備する段階から撮っておいたほうがいいかなとなるし、寿司を巻いているところは手元をしっかり見せたいから小さい三脚でも置いたほうがいいかな、となります。

 

何を伝えるかの5W1Hはもっとシンプルで、先ほどお伝えしたとおり「何を伝えたいか」「誰に伝えたいか」の2つです。もう一つ加えるとすれば「なぜ」です。あなたはなぜ表現をしたいのか。あなたはなぜコミュニケーションをとりたいのか。コミュニケーションをすることは大なり小なりの労苦やストレスを伴い、動画を撮影し編集するという手間をかけることは尚更の苦労と時間がかかります。動画を作った結果、自分の中から生まれる充実感が得られれば良いのですが、そういう内的なフィードバックがなければ、いくら他人から作品の表面的な出来の良さを褒められたとしても長くは続きません。そしてその鍵が「なぜ」と向き合うことにあります。コミュニケーションのための表現と向き合うことは最後には自分自身の奥にある血が溢れ出る泉あるいは黒く大きくあいた穴のどちらかにたどり着きその何者かとじっと目を向け合いつづけることに他なりません。