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liberteenしゅんすけのブログ

自分の備忘録です。

編集の番外編 デジタル動画の基礎知識

今の時代、動画は完全にデジタルです。そんな時代に動画を扱う際に少しでも覚えておいた方が良いことを4つ挙げます。それはピクセルサイズ、ビットレートFPSの3要素に加え、コーデックというものです。

ピクセルサイズとは、動画の画面が何個×何個の四角形の粒からできているかということを表す数字で、ピクセルというのは一つの小さい四角のことです。例えばフルHDと言われるサイズは、1920×1080ピクセルです。横に1920個のピクセルがあり、縦に1080個のピクセルがあって、それで画面が構成されているということです。なおDVDは720×480ピクセルですからフルHDと比べると、使われているピクセルの数はたったの17%となります。(1920×1080=2,073,600個と、720×480=345,600個を比べる。)縦横比で言うと、1920:1080は16:9なので、ピクセルが正方形でキレイなのですが、DVDの場合は横に画像を引き伸ばして無理やりに横長にしている場合もあります。というか今さらDVDの画質を語ることに意味はありませんね。さいきん登場してきた4Kというのは、タテヨコともにフルHDの2倍である3840×2160ピクセルで構成された動画です。KというのはKiloつまり1000という意味ですから、横幅が4000ピクセルくらいあるという意味です。フルHDの画像4個分ですから高画質なわけです。Youtubeで1080pや720pと表記されているpという数字は、ピクセルサイズの縦側の数をとったものです。たとえば720pは1280×720ピクセルです。

ビットレートとは、動画の画質をどれくらい高画質にするかという数字で、1秒間あたり何メガビットのデータを使って動画を表現するかという数字です。動画はけっきょくのところ静止画のデータを1秒間に30枚といった枚数で連続表示し、それに音声を同期させて再生するというものです。画像のデータはJPGなどと同様にファイルサイズを圧縮させることができますが、基本的には圧縮すればするほど、つまりサイズを小さくすればするほど画質は悪くなり、ぼやっとした印象になります。Youtubeで推奨されているフルHD動画のビットレートは8Mbpsなので、Youtubeに動画をアップする場合はこれより大きいビットレートを設定すると良いでしょう。なおbpsとは、bit(s) per secondの意味で、8Mbpsの場合は1秒あたり8メガビットのデータを食うということです。ビットというのが厄介なのですが、普段我々が使っている「128ギガのUSB」といった言葉使いにおいては、バイトというデータ単位が使われています。ビットというのは、8ビットで1バイトですので、8メガビットというのは、1メガバイトということになります。8Mbpsというビットレートの場合、1秒あたり1メガバイトのデータを食うことになりますので、たとえば2分=120秒のデータであれば、だいたい120メガ(バイト)のファイルになります。これとは別に音声データも所定のビットレートで圧縮するのですが、こちらはだいたい編集ソフト標準の設定に乗っかっておけば大丈夫でしょう。

もう一つがFPS、Frame Per Secondの略です。Frameというのはコマ数という意味で、1秒間に何コマつまり何枚の画像を表示するかという設定です。この値は迷わず30に設定しておけば何の問題もありませんが、GoProなど一部のカメラでは設定次第で60FPSで撮影できてしまい、編集するときにファイルが重くなって厄介なことになるので注意が必要です。60FPSの動画を見ると、たしかに映像をより滑らかにリアルに感じますが、ファイルサイズが倍になるほどのメリットはないと感じています。3DCGで作られたアーケードゲームやPCゲームの世界ではFPSを上げることでリアリティが高まるためか、そういった一部の業界で普及しているようです。ただもちろん私たちが普段見ているテレビも30FPSですしYoutubeなどに上がっている殆どの動画も30FPSであるように私達の目が30FPSに慣れてしまっているので、逆に60FPSの動画を見ると違和感を感じてしまうということもあるようです。

最後がコーデックです。コーデックとは、動画を圧縮する方式の種類のことです。圧縮したものは展開しないと再生できませんので、圧縮Coderと展開Decoderの一部をとってCoDecというのが言葉の意味です。単純に言うとたとえばwmvという拡張子のファイルはwmvという形式のコーデックで圧縮されていて、movという拡張子のファイルはmov形式のコーデックです。ただ少しややこしいのが、拡張子とコーデックが1対1で対応しているわけではない点です。たとえばmp4という拡張子のファイルにはH.264というコーデックを使ったものもあるしMpeg-4形式のコーデックを使うこともあります。ただ仕組みを厳密に理解する必要はなく、mp4でいえば「H.264のmp4」がコーデックの種類だと覚えてくだけで十分だと思います。時代とともにさまざまなコーデックが登場して一部は消えていきましたが、現在のWEBで流通する動画コーデックといえばH.264のmp4で問題ないです。ただこれからの時代の変化をうけてコーデックのスタンダードも柔軟に変化していくのではないでしょうか。

このように動画にはいろいろな要素がありますがとりあえず動画を保存しておくにはYoutubeの推奨フォーマットあたりを機械的に記憶しておくだけで大丈夫です。たとえば「フルHD(1920×1080)の8Mbpsの30FPSのH.264のmp4」という具合です。これも時代とともにどんどん変わっていくはずです。